| ワークセッションは、田中氏の研究テーマの紹介を中心に、応募テーマの一つであった「モバイル×バイオミメティクス」の動向を俯瞰するプレゼンテーションから始まった。 |
■バイオミメティクス
自然界に存在している生物の反応は、どれもが高効率で無駄のない反応であり、きわめてすぐれたデザインがそこには結実していると言われている。それにならった技術の開発を、バイオミメティクス(生体模倣技術)と呼んでいる。古くは、絹に対するナイロン等の繊維の開発なども、バイオミメティクスの例といえる。最近では特に、自己組織化、分子認識を応用した新素材の開発、新規反応の開拓などの研究が注目され、急速に進展している。http://www.kanshin.jp/
sh-mobile-lab/?mode=keyword&id=626044 |
■サントリーの青いバラ
青いバラの「青」の色素は、その色素を発現するための遺伝子がバラに存在していないため、単に交配を繰り返しただけでは青いバラは不可能だと言われてきた。サントリーは遺伝子組み替え技術により、青い色素を発現する遺伝子を組み込んで、青いバラを実現した。
http://www.suntory.co.jp/
company/research/blue-rose/ |
■台所にあるようなもので交配の実験
野菜からDNA をとりだすような実験は、エタノール、台所洗剤、食塩とビーカー、ガーゼなど台所にあるようなものでも可能である。バイオテクノロジーを身近なものとしてとらえられる実験として、学校や科学館等でも紹介されることが多い。 |
■カール・フォン・リンネ
スウェーデンの博物学者、生物学者、植物学者。「分類学の父」と呼ばれる。http://ja.wikipedia.org/wiki/
カール・フォン・リンネ |
■現代思想としての環境問題
環境問題を、「自然対人間」という単純化された二項対立の問題としてとらえるのではなく、「環境と人間は生物の進化の織りなすDNA メタ・ネットワークとして一体化する」という立場から共生という形を提唱している。中央公論社刊の新書で、読みやすくまとめられている。 |
■LED栽培
白色LEDを主に利用して、野菜などの栽培を行うことが増えてきている。特に、レタス等は室内でほぼ無菌という環境の中で育てられることにより、農薬や洗浄用の薬品を使用せずに消費者に届けられるため、外食産業を中心に注目されている。 |


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| ■田中氏 私はもともと都市や建築の研究を行っていたのですが、現在はユーザーインターフェースや、インタラクションデザインの研究をしています。 |
バイオミメティクスとモバイルというテーマですが、もう少し話を大きくして、バイオ×デザインという面から話をしていきたいと思います。昨今、バイオというと遺伝子を操作する、遺伝子工学的なイメージが大きいと思います。2004
年度グッドデザイン金賞をサントリーの青いバラがとったりしています。遺伝子の交配等によって、世界ではじめて青いバラをつくったというものです。これは、稲の品種改良に似ていて、いろいろな色のものをつくったり・・・というチャレンジです。今はこういうものもデザインとしても評価されるというながれになってきたようです。
自分はまだ遺伝子の交配というところまでの技術は持っていないのですが、最近は台所にあるようなもので交配の実験ができるというように敷居が低くなってきているので、興味は持っています。ただ、そういったバイオインフォマティックスというようなものよりは、もう少し物質としての「自然物質」や「自然現象」とコンピュータを組み合わせたようなものを指向しています。今は、自然のものとコンピュータを融合させて「ハイブリッド」化する方法をさまざまに試みています。
少し概念的な話をしてみましょう。バイオという言葉についてです。1735 年に、カール・フォン・リンネは自然界を動物、植物、鉱物という三界に分類しました。動物も生物で植物も生物ですが、ここで鉱物というのは石とか鉄とかコンクリートとかを連想されると思いますが、水などの無機物も鉱物に分類しています。自然界の中では動物-植物-鉱物は循環しているとして考えるので、生物というのはこの三つを含むような広い体系と考えることができる・・・という考え方があるのです。
また、昨今、エコロジーという考え方がありますが、例えば「現代思想としての環境問題」という本を書かれている東京大学の佐倉統先生は「共生〜symbiosis」という言葉でとらえ直そうとしています。自然と共生というだけでなく、人間とコンピュータのような共生もありますよね。そして、自然とコンピュータという共生もあるのではないかと自分は考えています。エコロジーというのは、大きく分けて2
種類の派閥が伝統的にあると思うのですが、バウビオロギー派だと「人間は原生にもどれ」というようなヒッピー的な自然にかえろうという考え方で、エコテック派は自然に技術を組み合わせてよい環境にしていこうとして、人工技術を前向きにとらえる考え方です。このように、環境問題は多面的な側面を持ちますが、私は後者の立場から、「技術」と「自然」の親和性を追及したいと思っています。 |
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| ここからは具体的な話にはいっていきます。これはLED 栽培ですね。適切な色のLED
の光を当てると、植物は4 倍や5 倍の速度で成長します。短期間でたくさん食べられる野菜というようなものも作れる、というものです。 |
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このプロジェクトは、道ばたの石ころを割って、中にLED と電子回路をいれたものです。路上に石ころが落ちていたら、特に小さい頃はなんとなく石蹴りがやりたくなると思いますが、そういう時にこの石を蹴ります。すると、中にあるLED
が発光して点滅します。だんだんと蹴っていくうちに、その人の石蹴りのリズムを学習していって、石蹴りのタイミングでだんだんリズミックな点滅になっていきます。
そして、別の石が2m 以内に近づくと、石同士がコミュニケーションします。犬と一緒に散歩に出かけると、飼い主の意思とは無関係に犬同士がコミュニケーションをとったりする訳ですが、その感じと似ています。蹴っていた石ころ同士が勝手にコミュニケーションを始めることで、人間同士のコミュニケーションも誘発します。モバイルとしての視点で言うと、今は人が道具を手で持つという形、ウエアラブルというような形が常識だと思いますが、もうすこしコンピュータを乱暴に、あるいは野生的に扱う、蹴るとか投げるとか、そういう「モバイル感」もあるのかなと思っています。「電子回路を足で蹴るとは何事だ」と怒られることもあるのですが、壊れにくくなっていることも確かです。これからのモバイルの考え方として、こわれやすいから優しく手で扱う、ということとは違うアプローチができると考えているのです。 |
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次は、植物についてです。
周りでの人間の行動に、植物はかなり敏感に反応します。行動、温度、湿度、においや、周りでしゃべっても、ですね。そういったいろいろな環境の情報というものを生体電位の変化としてとらえようというプロジェクト、つまり植物をセンサーとして使えるのではないか、というものです。
これは、誰もがセンサーを使ったガジェットを作れるというか、例えば各自が家の庭から植物をとってきて、それをコンピュータにつなぐことで、センサーになるということでもあります。USB
ポートにつないだり、LAN につなぐことで、「この植物はにおいに敏感なので、においセンサーに」などという、オープンな開発環境になるようなことを考えています。
センサーの他、ひまわりなんかは、葉をスピーカーにしてみるということもやっています。かなりいい音がでます。低音も、ちゃんとでます。センサーの特性は植物によって違うので、そこが面白いところです。樹木なんかは、ラジオの電波を受信したりもしています。樹木にヘッドホンをつなぐと、ラジオが聞けたりする訳です。また、電車の揺れなんかを感知するようなことも、植物はできます。植物同士を近づけると勝手に交信のような反応もしています。何を話しているかは、もちろんわかりませんが。
植物の電位変化を、音に変換して、ヘッドホンで聴けるような、持って歩ける作品も作りました。植物はもともと動けるようにはできていない訳で、ちょっと砂漠化しているような、つまり乾燥しているような地域・場所に行くと、すぐに元気のなくなったような音になります。先日、東京駅のそばでの展示の際には、みるみる元気がなくなっていったのですが、湘南台に戻ったらすぐに元気になって・・・という感じでした。 |
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情報処理学会で、創立45 周年記念の記念論文の募集を「50
年後の情報科学技術をめざして」ということで行っていたのですが、その最優秀論文のタイトルが、「妖精・妖怪の復権」ということで、20 世紀の科学技術の物質的な豊かさから、精神的な豊かさの方にシフトしてきているというか、それが人口の推移のような統計的な視点、論理的な形で論じられています。WHO
の「健康の定義をかえよう」というような話〜"Health is a state of completephysical, mental
and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity."から"Health
is a dynamic state of complete physical, mental, spiritual and socialwell-being
and not merely the absence of disease orinfirmity."へ〜とあわせて、興味深いところで、私の研究しているユーザーインターフェースなどの分野ともかなり関係が深いと思っています。このようなスピリチュアルケアみたいな部分への応用が考えられている・・・ということがいえると思います。
未来を考える時に、いろいろ方法はあると思いますが、すごく遠くて関係なさそうなものを結びつけるというアプローチがあると思います。例えば、コンピュータと植物。かなり遠いものですが、そこには斬新さがでてきます。突拍子もないものどうしの組み合わせに、未来がみえてくるのかな・・・という考えですね。 |
■50年後の情報科学技術をめざして
日本で最初の電子計算機(1956年)が登場してから50 周年を記念して情報処理学会が行うシンポジウム。 http://www.ipsj.or.jp/
10jigyo/taikai/68kai/
50sympo/index.html |
■WHOの「健康の定義をかえよう」というような話
健康の定義にspiritual やdynamic という概念を加えようという改正案が1998 年に提出されたものの、具体的な改正に関する審議などはまだ行われていない。このため、現在の定義自体は1948
年に定めたものから変更されていない。 |
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| プレゼンを受けてディスカッション |
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■渡辺氏 では、ここからは今の田中さんのプレゼンテーションをうけて、フリーディスカッションのような形ですすめていきましょう。 |
| ■松尾さん 樹木でラジオを受信するという話がありましたが、どのくらいの大掛かりな装置を使用することになるんでしょうか。例えば、石に回路をという話がありましたが、どのくらいの大きさの回路なんですか? |
| ■田中氏 そんなに大げさなものではありません。石の回路の場合は、3cm×3cm
くらいですね。予算は2000 円くらい。で、1 個2000 円なので研究室には60 個くらいあります。量産体制ですね。ユビキタスだから、たくさんないと、つまり量産できていないとダメなんです。 |
■高橋氏 植物をLED で育てる話についてなんですが、促進するということ、つまり太陽光のある部分のみを抽出して得られた働きだと思いますが、そこで得られたもの以外のマイナスの部分は、やっぱりあるのかな、と。
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| ■田中氏 あるでしょうね。 |
| ■高橋氏 それはかなり深刻な方向で?例えば、奇形のような。 |
| ■田中氏 広い意味での奇形ではあると思いますが、例えば、商品として植物を育てていると、形が悪いというか、だめな方向に曲がって育っていくことがありますが、それを修正するためにLED
を当てるということもあります。その場合は、奇形をなおす、という意味で使う訳で、やはりバランスでしょうね。日焼けサロンも、やりすぎるとダメだと思いますが、そういうイメージでしょうか。ただ、遺伝子をいじるというほど、直接的ではないですよね。 |
| ■高橋氏 ただ、直接的には遺伝子にはふれていなくても、そういう環境で育てつづけると、なんらかの変化はでてきて、間接的には遺伝子の変化につながりますよね。そこは長いタームでみていかないと・・・というのはありますよね。 |
| ■田中氏 そうですね、問題も同時につくりだしてしまう技術の欠点と言うか。 |
| ■前田氏 その植物の育て方で、モーツアルトを聞かせると牛の乳がおいしくなる、みたいな変化もあるのでしょうか。 |
| ■田中氏 食べるとおいしいかどうかまでは、まだ研究していません。 |
■中島先生 植物センサーというのは、今ある化学センサーでは反応しないようなものに反応するものなんですか?
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■田中氏 そうですね、いろいろな環境の要素を複合的にとってしまうという特徴があるので、それをどうとらえるかだと思います。
湿度や温度のような細かい尺度ではなく、それらを組み合わせた新しい尺度〜植物成長度とか植物活性度、感受性〜のようなあたらしいパラメータを作るという感じになると思います。
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| ■中島先生 例えば、「いい音楽」というパラメータは、マイクや音声のセンサーでは単なる音の周波数というような話になってしまう訳ですが、植物のそういった尺度で気持ちよさをはかれるかもしれないということですね。 |
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■田中氏 たぶん、100%の精度というのは得られないと思っています。1/2
以上の確率くらいの精度になるのかなと思っています。 |
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■山本さん 光を当てることで植物の電位差に変化がでるのは、視覚をもたない植物では不思議なような気もします。人間でも、いろいろな環境の情報をひろっているのでしょうか。
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| ■田中氏 人間でも、体は感じていても、脳みそで感じていない情報というのはたくさんあると思います。 |
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| ■渡辺氏 プレゼンテーションの最後の方ででてきた、スピリチュアリティみたいな部分がまだよくわからないんですが、そういう言語化できていない部分、いままで計測できていないものをとらえることができるようになったら、霊性みたいなものをコンピュータがとらえられるようになるっていうことなんでしょうか。 |
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| ■田中氏 この場合のスピリチュアリティという言葉は、宗教的な言葉、霊とかですね、そういうところからはちょっと離れた概念だと思います。この論文では、八百万というか、妖怪ですが、イソップ童話とか、グリム童話とか、全世界的に似たような八百万的な概念はあって、日本だけが特別ではない、としています。それをどのようにコンピュータを使って表現していくかというところですね。人間のそばにいるんだけど、近づきすぎない、そういう微妙な心理的な距離感のデザインということかもしれません。 |
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| ■渡辺氏 一昔前には感性情報処理というような考え方があって、一方でコンピュータはロジカルで感性なんか処理できないという流れがありました。それとは違うということですか。 |
■感性情報処理
情報処理の方法として、数値・知識・論理のような客観的な情報を扱うだけでなく、直感・イメージ・感性といった主観的な情報を対象としようとする研究分野。 |
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| ■田中氏 違いますね。もう一つのキーワードとしてintentionality、つまり「指向性」というものがあると思います。モノに意味をつけてしまうとか、コンピュータに女の子の名前を付けてしまうとか、そういうユーザーが能動的に、世界に対して意味をつけてしまうようなことを指すのですが、感性工学の場合にはそこまでいかずに自分の嗜好・好みというレベルにとどまっているような気がします。 |
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| ■松尾さん 今回のようなアイデアは、私は好きなのですが、今の社会では実用性や便利さが重視されていて、すぐにはうけいれられないようなアイデアかと思います。では、未来の、いつどの時点で人はこういったインターフェースを必要としてくるのかをすごく考えていて、新しいインターフェースがどういったきっかけで実際の生活に導入されていくのかが気になっています。 |
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| ■田中氏 ちょっと過激なことを言いますと、それはいつ転換するのかではなく、自分で転換していくというイメージです。私がこういうものを作っているのには、もちろんいろいろなバックグラウンドやデータもあるわけですが、最後は、自分がこういうものが好きで作りたい、ということです。 |
■それはいつ転換するのかではなく、自分で転換していくというイメージ
Alan Kay も、「The best way to
predict the future is to invent
it.」という表現で述べている。 |
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| ■高橋氏 いくつかのステージがあると思うんですが、先端の技術を汎用の技術に落とし込んでいく過程には、田中さんのようなとんがった方がいて、その背景となるデータなりから自分の面白いと思う方向に突き進んでいって、社会やモノ作りの現場がある時点でそれをコピーする、いや参考にしていって社会に広まっていく・・・と思います。その時期は、いつと線を引けるものではなく、よい技術であっても世の中でそれを受け入れる雰囲気が醸成されていない場合には、まだ汎用になり得ない。汎用になると、いきなりコスト等も下がるので、例えばコンピュータなんて昔は丸ビルみたいなところじゃないと設置できないような大きさとか言われていたのが、いまはこんな小さなものになって、しかも安い。確信犯として面白がってやっている人がいて、それを現場がどう受け入れていくかということでしょうか。 |
| ■松尾さん それでいうと、いままでのコンピュータと、これまでの話ででてきている楽しいインターフェースとは、ちょっと普及曲線が違いますよね。便利だから使うというような消費行動ではないというか。そこの違いが気になるところです。コンピュータであれば、便利さ、コスト、デザインとか、いろいろな要素の組み合わせがあると思うのですが、楽しいインターフェースというのはそれ以外に違う要素がないと普及していかない訳ですよね。 |
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| ■田中氏 違う例で言うと、その話はiPod がどうして普及したんだろうということに似ているかなと思います。 |
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| ■高橋氏 田中さんのさっきの、「コンピュータを蹴ってよい」と発想を転換することに近いかもしれませんね。例えば、音楽再生で言うと、カセットテープの時代のウォークマン、あれは技術的にはソニーがテープのワウ・フラッターの部分に関して揺れ幅をすごく小さくおさえる技術を持っていました。だから、スイスのメーカーか、そうでなければソニーみたいな信頼感がありました。そしてその駆動系の工夫からでてきたのがウォークマンで、部屋で座って聴くことから、もって歩くという発想の転換があったと思います。そしてiPod
とかでは、さらに動く部分が音質と関係なくなったわけで、ジョギングしながら使えるというようなまた違う発想の転換があった・・・と思います。 |
■ワウ・フラッター
カセットテープでは、この構造上、信号の再現性はテープを駆動するモーターの回転ムラにも影響を受ける。この影響の度合いの指標がワウ・フラッターで、本来の周波数と変化した周波数の比を%で表す。この値は小さな数値であるほど、特性がよい。 |
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| ■田中氏 ウォークマンは確かにジョギングしながらでは厳しかったですね。 |
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| ■高橋氏 少しくらいなら揺れも大丈夫でしたけれど、ある限界点以上の使い方だとiPod
の方が有利で、そしてかつユーザーインターフェースがわかりやすいというか、外観のデザインもよかったですよね。 |
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| ■中島先生 MP3 プレーヤーのようなものの原型は、7、8年くらい前にはすでにあった訳ですし、それにどんな価値を付加したかということでしょうかね。 |
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| ■田中氏 やはり、スティーブ・ジョブスはすごかったというか、どんな生活ができるのかということ、魅力的なライフスタイルを提示できたのが強かったでしょうね。 |
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| ■高橋氏 さきほど、言葉の定義の話がでてきたと思いますが、デザイナーは外側をデザインするだけではなくって、その前にやはりコンセプトワーク的な部分の仕事がやはり重要ですよね。意匠だけではないと。iPod
であれば、同じような意匠は韓国のメーカーでも作ることができる訳ですが、さらにそこでどういう生活・コンセプトをデザインできているのか、そこがないとあるところまでは売れるかもしれませんが、広がっていかないかもしれないですよね。 |
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| ■中島先生 精神的なものを求めるようになってきたのかな・・・という印象ですね。これまでは物質的なものの追求、モノ自体の魅力だった訳ですけれども。 |
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| ■松尾さん 私は、このコンペで大切なのは単なる便利さというよりも、そこでのコミュニケーション、今までだとこれが便利、あれが便利という各論だったものが、それに加えてこれなら豊かなコミュニケーションが築けるという要素が重要なのかなと思います。 |
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| ■田中氏 その通りだと思います。ただ、コミュニケーションはすごく繊細なものだと思います。例えば犬の散歩中の犬同士のコミュニケーションでは、その飼い主同士もちょっと挨拶したりするくらいで、会話まではいかないかもしれませんが、それもコミュニケーションですよね。べったりとしたコミュニケーションではないにしても、そういういろいろな距離感や関係性のコミュニケーションがあると思います。ただくっつけばいいとか、そういうものではないと思います。 |
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| ■渡辺氏 コミュニケーションというか、関係性をデザインするという形でしょうか。コミュニケーションとまでいってしまうと、お互いに意思の疎通が必要というか、わかり合わなければならない、「人類皆兄弟」的な強迫観念があると思います。でも、それによって「この人とは違う、わかり合えない」という関係性の気づきはあるので、そんな関係性をデザインしてみる、ということかもしれません。 |
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| ■田中氏 「わかり合えない」というのも重要ですよね。 |
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| ■渡辺氏 そういう部分もふくめて、モノと人、人と人なんかの関係性がどうかわるのかを考えてみるという部分が大きなテーマになっているかなと思います。 |
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| ■松尾さん すると、今まで以上に個人個人で必要になるコミュニケーションの形が異なった形になるということでしょうか。 |
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| ■高橋氏 もともと、違うものなんだとなんだというのが出発点ですよね。いまのコミュニケーションの形があってそこに集まっているというよりは、選択肢がそれしかなかったというものだったと思います。 |
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| ■前田氏 実用性とか利便性というものについて、世の中にどのくらい受け入れられるのか・・・という視点で話をされているんだとすると、それはイノベーションではないですよね。我々はちょっとまじめではないので、「俺の考えはこれだ、使ってみてよ」というちょっとわがままな育ち方をしましたから。 |
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| ■田中氏 そうですね、でもそれはすごくわがままということではないというか、アーティストとデザイナーの違いですね。共感も欲しいけれど、世の中にまだでてきていない潜在的なニーズをほりだしてみせてみたい。 |
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| ■中島先生 iPod だったかな、来る途中でちょっと宣伝をみて、何万曲はいるという宣伝の仕方をしていましたが、「この曲は聴きたいけれどもここでしか聴けない」みたいな大切さもあるので、そこを無視しちゃうとそれはそれでつまらない社会になるなという印象もあります。 |
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| ■高橋氏 定量的なスペックを表示すること自体、つまり何万曲という提示の仕方は確かにわかりやすいかもしれませんが、さきほどのジョギングで使えるというほうに魅かれるという感じです。何万曲もというと、全部聞くのに何年かかるかわかりませんし。むしろ、どうやって自分の好きな曲にヒットするのかのほうに興味があります。デザインの話に戻りますが、iPod
はデザインにお金を払っている訳ではなく、iPod がつれてくる世界にお金を払っているともいえます。フェラーリの自動車を買うということは、モノを買って所有できて楽しいということのほかに、フェラーリをもっていることでどういう人とのつながりができてどういう世界にたつことができて、というつながりを買うことと同じだと思うのです。 |
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| ■中島先生 SNS にしても、偶然の出会いというのはなかなか演出できないので、そういう部分の距離感をどうしていくのかという点にも興味があります。 |
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| ■田中氏 SNS はシステム自体の問題とそれをユーザーがどう使っていくのかという問題もあるので、なかなか難しいですよね。日本とアメリカでもSNS
の使い方は違うと思います。文化的に違うというか。 |
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| ■前田氏 ずっとそういうことをやってきたものとしては、異質なんだけれども共感できるというものを作るということをしないと、閉塞的なシステムになってしまうかなと思います。東京という街の魅力というのは、ある特定の人たちで形成されているいる訳ではないと思いますし、ずっと新陳代謝しつづけていると思います。例えば、早稲田、東大、慶応なんて大学でも、4
年しか同じ学生はいないのに、なんとなくそういう雰囲気、大学らしさ、魅力づくりが続いています。先ほどのフェラーリの世界を買うということとに似ていますが、例えば大学はその中でもちょっと変なところがあり、入る前からそういう雰囲気にあこがれるというか、そこの中を知っている訳ではないのにそのドメインに所属したいという欲求があり、中に入るとその魅力を作りだす側になり、卒業しても妙な連帯感がありますよね。世の中では普通でよく行われているそういう関係性はインターネットではまだ確立されていないと思います。私たちは、それを断片的に感じていて、96
年頃にインターネットにかかわった人間たちは同窓生みたいな雰囲気もあったり、そういうことはあるのですが、ネットだけのコミュニティではそういうつながりの厚みがまだ得らていないと思うんですよ。そういう言葉ではない何かが、先ほどの論文では霊的、スピリチュアルと表現されていたものかもしれませんが、そろそろインターネット上でも重要になりつつあると思っています。また、アメリカ人は、なにかそういうものをほしがるのが強いかなと感じます。 |
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| ■田中氏 フロンティアというか、未知のものへの興味は強いですよね。 |
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| ■前田氏 UNIX のコマンドは結構スピリチュアルですよね。カバラというか魔法の用語とかが使われていたり。 |
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| ■渡辺氏 禅とかも好きですよね。 |
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| ■桾沢さん 植物などを使う研究という時には、環境問題的なこともちょっと気になります。 |
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| ■田中氏 環境問題の定義の話になりますが、政治的問題、社会的問題、生物の問題、市民の問題などいくつかの問題にわかれるものが包含されていますよね。生物の問題にしても、保護なのか、手をかけていくのかということも、その時々の状況で異なるような気がします。 |
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| ■山本さん 妖精と妖怪の復権の話に戻るのですが、これは昔からあるそういう概念にいまのものを当てはめてみたというような感じなのでしょうか。それとも、昔からの概念を拡張しているというような考え方までいっているのでしょうか。 |
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| ■田中氏 そうですね、この論文で参考になるのは、妖怪の歴史とかそういう部分で、そこについてはちゃんと読んでいます。しかし、この筆者の作っているものについては、まじめには読んでいないかもしれません。というのは、自分は違うことを考えているからなんです。ここから先は違う、という所はあります。この研究ではペットロボットを作っているのですが、音声認識とかを使ってのいろいろなインタラクションを考えているみたいですが、時代認識やコンセプトには共感できますが、作りたいものとは違うということです。 |
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| ■高橋氏 デザインのアウトプットとして、そういう形は選んでいないということですよね。 |
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| ■田中氏 そうですね、昔の概念の表現だけを拝借しているように感じます。 |
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| ■渡辺氏 昔の人はこういう雰囲気を、闇とか読み取っていた訳ですよね。それをテクノロジカルに見せてあげましょう、というこのようなアプローチは、人間にとって本質的によいことなんでしょうか。 |
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| ■前田氏 この人たちは、かなり真剣にやっていますけれど、若い人たちがこの考えを知らずにやっていたことがこのアプローチに近づくというようなことはあるのかなと思います。正統な形でやっていなくとも、そこに近づいてしまう瞬間があったり。 |
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| ■渡辺氏 確かに、八谷さんのポストペットなんかは、このペットロボットに近い訳ですよね。 |
■ポストペット
2004 年度SH-Mobile ラボのメンバーでもあった八谷和彦氏のコンセプトデザインによる愛玩電子メールソフト。 http://www.postpet.so-net.ne.jp/ |
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| ■田中氏 ただ、学会というか学者の研究として、このような研究が最優秀論文にまでなってしまうというねじれみたいなものはあるのかなと思います。 |
| ■高橋氏 雰囲気の読み取りというか、子どもの頃に遠泳とかしませんでしたか。そのときに、突然海水の温度がかわっているようなところがあって、そういうところにものすごく恐怖を感じますよね。そういう未知の恐怖というのは、なぜという理屈ではないところから始まると思いますし、そういう「なぜ」に対する心理的な動きがあるイメージとして形づけられたのが、妖怪だったのかなと思います。そういう雰囲気を演出するとするなら、自分なら部屋の中であるところから突然空気の温度が変わるだとか、ピンポイントである位置にたった人にだけ音が聞こえるというような形をとるのかなと思います。ただ、それをこの論文でのようなわかりやすい可視化にはしないでしょうね。 |
| ■田中氏 人間はいろいろなものを擬人化するわけですが、それをあのような形にまで擬人化するというか、気配を形にしてしまうことへの疑問はありますね。母親は、川や水の近くで遊ぶのを注意するために水の妖怪のようなものがいるよ、と言って子どもに注意したりする訳で、その文脈の中では妖怪的なものはコミュニケーションツールとして成立していると思いますが、それをそのまま擬人化してロボットにしてしまうのはコミュニケーションツールといえるかどうか、ということです。 |
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| ■渡辺氏 妖精や妖怪は飼おうと思ってそこにあるというよりは、居着いてしまうものですからね。 |
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■高橋氏 身の回りのものがなにも語らないので、そこに自分のセンサーで類推する力があったと思います。しかし、最近だと「俺の目を見ろ、何も言うな」というようなレトリックも通じなくなってきているというか、「言われませんでした、わかりませんでした」というコミュニケーションが多くなっているような気がします。
周りのものや、機器に何かコンタクトされるまで何もしませんでしたというのは、「植物が何も言わなかったので、水をあげませんでした」というような極端な話になったりするのかな、とも思うので、ユビキタスといってもそういう部分を強化しましたというのでは、ちょっと違うかな・・・と前回も言ったことの繰り返しになってしまいますが。 |
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■松尾さん そうですね、気づきというのは、人の五感だけではなく、記憶や経験みたいな要素もあるのかなと考えています。自分の提案ではこれまで言葉による機器とのコミュニケーションが中心だったのですが、そういう言葉以外での表現、アウトプットについても考えて、気づきをサポートできたらと考えるようになりました。 |
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| ■高橋氏 記憶、そしてイマジネーションですよね、コミュニケーションは。ノンバーバルなコミュニケーションが成立するというのは、かなりこの想像力によっている部分も大きいと思います。 |
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| ■中島先生 想像力というと、ランダムな刺激を与えることで、そこから非言語的ななにかを導きだしちゃうということもあるでしょうか。 |
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| ■田中氏 あると思いますね、ランダムにしても、なにか法則を感じるというような。 |
■ランダムにしても、なにか法則を感じる
このような心理的な機能の解釈については、ゲシュタルト心理学が多くの影響を与えている。http://ja.wikipedia.org/wiki/
ゲシュタルト心理学 |
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| ■高橋氏 アイドルでも、素っ頓狂な反応をする子がいますが、そういう子の旦那さんは大丈夫かなと心配しちゃいまけれどもね。これまでの文脈とは違うことを、ポンとだされるというか、そんな中で子どもはどう育つのかな、みたいな。 |
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| コンペティション・二次制作 |
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| ■渡辺氏 二次制作についてですが、それぞれの学生メンバーからどのように考えているのか、すすめようとしているのか、ちょっと紹介してください。 |
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| ■福島さん ビジュアル的なものを制作するのは得意なので、SNS
が必要だと言う部分に説得性をもたせたいというか、そこをインタビューかアンケートのような形でユーザーの声を聞いてみたいかなと考えています。建築の現場から、雑誌等でも職住が近接した長屋と言うかコミュニティーの重要性もいわれていているのですが、そのあたりにケータイがどのように入り込んでいけるのか、補強したいと考えています。 |
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| ■松尾さん イメージスチルみたいなものをつくってプレゼンしたいなと思います。ポイントは2
つあり、序盤で自分が考える2029 年の未来像を紹介したいなと思っています。そして、もう一つはわがままさを前面に出そうかなと思っています。自分はこのアイデアが好きだ、という主張ですね。 |
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| ■山本さん 私の提案では、知らない人からの個人情報へのアクセスをどうするかというようなことについて考えています。そのあたりを考えつつ、それを使った場合にどのような世界になるのかというようなことを、表現したいと思っています。 |
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| ■桾沢さん 今、考えていることについてですが、3D
空間をディテクトしてストレージしていくというようなアイデアもでてきていて、例えば紙ヒコーキのデータをつくって、その仮想的なデータのほうにメッセージをリンクさせることができるようなシステムがあると、実際の紙ヒコーキを見た人がそのメッセージをうけとれる・・・というような。道ばたにある落ち葉や、冷蔵庫の中のものなんかにもメッセージをつけられるというような、実空間との奇妙なコミュニケーションができないかと考えています。 |
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| ■田中氏 そうですね、そういったアイデアを、いろんな人に聞いてみてほしいですね。インタビューのような形でもいいですし。 |
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